プロジェクター初心者向けまとめ

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外出自粛で家で過ごす時、プロジェクターがあると一味違った体験があるかもと期待している人も多いはず。

買ってみて期待ハズレで落胆しないためにも、相場と各プロジェクターの特徴を簡単にまとめた。

※ EPSONやCANON、DELLなどはビジネス用途が多く、”小型”と言っても家庭用途ではサイズも発熱も大きいため紹介しない

事前知識

  • プロジェクターは暗い部屋で見るもの
  • ルーメンという値が高いほど明るい(多少明るくても視認できる)
  • 対応解像度ではなく物理解像度が重要(1080p対応でも実際は480p程度しかなかったりする)
  • プロジェクターは熱を持つ、冷却ファンがあり静かなものやうるさいものがある(プロジェクターは温かい風が本体から出るものがある)
  • 一般的な正面から投影するタイプと、超短焦点という壁際に近距離で設置できるタイプがある
  • 台形補正機能があれば、斜め横や上下から投影しても歪まないように調整できる

7000円以下の格安プロジェクター

 解像度 800x480以下

 Amazonで大量に販売されている安価な中国製プロジェクター

 特に、カラフルなおもちゃのようなデザインのプロジェクターは解像度が480x320とか絶望的なレベルなのでほぼ使えない。プラネタリウム的に遊ぶ程度になる。

 DVD程度の画質でプロジェクターがどのようなものか体験してみるには良い。解像度が低いため、小さな字幕やゲームやPCの小さな文字はぼやけて読めない。

 性能は安かろう悪かろうなので割り切らなければならない。


8000円~15000円

 解像度  720p~1080p

 中国製でも実用的につかえるレベルのプロジェクターが買える。

 Amazonの評価で500件以上あるものや、YouTubeで紹介されているものであれば、まともにつかえるものがある。

 YABER プロジェクター小型 4700lm 1080P

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 AUNモバイルプロジェクターC80 2200ルーメン

6500円で1280x720p対応のプロジェクター、小型で比較的に静音らしい

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15000円以上

  1080p対応 : ゲームや映画、プレゼンにも実用的なレベルのものが買える

  VANKYO V630 25000円 : 45度台形補正

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超短焦点 (壁際におけるプロジェクター)

   6万円以上

  魅力的だが、高価な製品しか対応していない。バッテリー内蔵で電源ケーブルを繋がなくても視聴できる。

  Sony LSPX-P1か、LG PH450UG、PH55HG を買えば良い。

  Sony LSPX-P1

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超小型、手のひらサイズのモバイルプロジェクター

   2万円~6万円

  2万円以上で実用的なレベルになると思われる。2万円以下は性能的にまともに使えない可能性が高い。

  小さいが、その分明るさも控えめになる。かなり暗い場所じゃないと使用できないものが多い。

  発熱も小さいため、とても静か、または無音なものが多い。

  バッテリー搭載で3時間ほど使用できるものが多い。

  夜の寝室など、静かで真っ暗なところでの使用に向いている。また持ち運びたい人向け。

PTVDISPLAY 小型 プロジェクター

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その他の知識

台形補正

基本的に正面から投影するものだが、台形補正があれば多少角度がついても傾きを補正して投影できる。

安価なものは台形補正できなかったり、上下15度程度しか調整できないため正面に垂直に設置する必要がある。

2万円以上になると、横方向の45度補正やデジタル台形補正という機能があり設置場所を斜めなど邪魔にならない場所にできる。

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設置距離と映像の大きさ(インチ)の関係

遠いほど大きく表示できるが、大きさは機種により異なる。懐中電灯と同じ。

近いほど小さくなるが、明るくはっきり表示できるようになる

遠いほど大きくなるが、明るさは落ちて、少しぼやけて表示される

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物理解像度の比較

800x480、1280x720ではどれぐらいの違いがあるか、任天堂スイッチのゲーム画面でイメージ比較

※実際の投影画像ではないため、解像度が低いとどのように見えるか参考までに

スイッチのゲーム画面

1280x720

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800x450だと、↓このようになる。そのまま表示されれば文字は視認できるレベル

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実際はプロジェクター経由なのでドットバイドットで表示されることはなく、距離や明るさでソフトなイメージになると思われる。

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実際に実解像度800*450の格安プロジェクターで投影して撮影した画像

日中にカーテンを締めても光が差し込み環境で、スクリーンは使わずによくあるタイプの壁紙 →こんなやつimage にそのまま投影した

カメラの性能も低いため正確な写真ではないが、概ね以下の写真のように意外なほどしっかり投影された。800*480pxの格安プロジェクターでも”試しに遊ぶ程度”なら十分楽しめるレベル。

ワンルームの部屋でも2m程から壁側に投影すれば70-80インチクラスの超大きな画面が表示できるため、いつもと違った迫力のある体験ができた。

スイッチのポケモンソード、PS4のFF7リメイクなどゲーム系の小さな文字でも問題なく視認できるレベル。映画の字幕であればまったく問題ない。

格安の中国製プロジェクターとはいえ、想像以上にシャープに表示された。

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12. 5月 2020 von memo-log
カテゴリ: デジタル機器 |

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